【第１回】プロの鑑定士が教える、今さら聞けない金・ゴールドの基礎知識講座！！

大宮西口店の店長鶴岡です！最近お腹が常に減っています・・

鑑定士歴９年の私が分かりやすく金・ゴールドに関してご説明いたします！

現在ではみなさまご存知のとおり金の価格は高騰していて、20年前の価格と比べると約５倍になっております。ここで金について漠然と知っていても詳しく知らない方も多いんじゃないでしょうか？本日は金・ゴールドに関して私が知りうる限りの知識でご説明いたします！

金の純度について

金は純度によって価値が変わってきます。一般的なジュエリーなどの装飾品に使用されるのはK18＝750。これはK24＝999を100％とした場合に75％が金ということを示しています。残りの25％は銅や銀などが混ざっています。それでは何故K24よりも安価なK18のほうがジュエリーで重宝されているかというと、純度が高ければ高いほど混ざりものが少ないので、金の特性として柔らかくなるので耐久性がありません。昔であればK24のリングなどがよくありましたが、高い確率で変形していませんか？なので現在ではK18以下の金が使用されています。最近ではコストダウンのためにK14・K10やプラチナとシルバーが混ざった金属まで幅広い純度のジュエリーが店頭に並んでいます。

ちなみに海外の金の表記はほとんどが750です。上記のようにK18=750なので日本国内と表記が異なっても全く同じものです。

金の刻印の豆知識

現在と昔では純度が同一でも刻印が違う場合があります。今ですとK18の刻印がほとんどですが、昔だと18Kという刻印もあります。またK24の刻印も昔だと999だったり純金と漢字で刻印されたりなど時代によって若干異なります。

金の色について

金は、銅やパラジウム等の割合によって様々な色に変化します。例えばK18 の場合、金７５％、残りの２５％に含まれている金属の種類によって、イエローゴールドやピンクゴールドに変化します。混ざっている金属が違うだけで金の割合はK18としたら同じ75％なので買取価格なども一緒です。

純金の扱いですが、日本では99.99 %以上の純度の金をK24、または純金と表示して良いことになっています。ただし、1000分の1に硬化材が添加されている可能性があるので、地金取引に用いるインゴットの純金とは異なる。なので金の買取価格は同じ純金でも、通常のK24よりインゴットの価格が高い価格で取引されております。

金の用途

貨幣、装飾品、工業用品、伝導体、歯科など幅広く使用されています。また金は最も薄くのばすことができる金属であり、1グラムあれば数平方メートルまで延ばすことができ、長さでは約3000メートルまで延ばすことができます。平面状に延ばしたものを金箔、糸状に延ばしたものを金糸と呼ばれます。

店長のまとめ

金は金属としての汎用性や希少性の観点からいつの時代も必ず必要とされる金属です。なので古いから壊れているからといって処分をあきらめるのはまだ早いですよ！

金は最終的には溶かされてまた再利用されます。なので、石が取れていても・壊れていても・切れていても・塊でも・変形しても・・なんでも売れるんです。そこがブランド品とは大きく異なります。ブランド品は新ししく綺麗な状態の方がもちろん買取価格は高くなりますが、金は全く関係ありません。捨てるくらいだったら、誰かにあげるくらいだったら後腐れのないご自身での売却をオススメします！例えば20年前の一軒家、車、家電、洋服など売却してもほとんど値段は付かないですよね？逆に現在だと処分するのにお金を取られてしまいますよね。でも金だったらとりあえず何でもお値段が付くんです。不要な貴金属・ジュエリーなどありましたらまずは当店にご相談ください！！

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